企業のメンタルヘルス物語32

“職場環境改善をするとメンタルヘルスにも役立つ?”

職場でもストレス対策は、いろんな会社で実施されています。主に、職場の人間関係の問題や個人個人がストレスに気づきどう対処していくかをセルフケア研修などで学んでいます。

上記以外でもストレスを減らすことは可能です。中でも日常の勤務の中でも大きなことでなく、ちょっとしたことを実施しただけでストレスが軽減したり無くなった例は多々あります。

職場環境改善は、身近にある事柄を少し改善していくことによりストレスが無くなり快適な職場環境で仕事をしている職場が多いのも事実です。

例えば、

「毎朝の定例会議を設けた」
「係長クラスに裁量権を一部移譲し、業務の効率化を図った」
「台車を利用して重量物の移動を楽にした」
「衛生委員会を通じてストレスチェックをして、対策を図った」

など幅広い領域でストレスが軽減したという事例があります。

これは、ストレスチェックをして、集団での分析をした結果、この部ではこんなことがストレスを感じているということがわかってきますので、それについてデスカッションをして、実施する項目を決めていくのも一つの方法です。

職場のストレスをなくしていくことは、メンタルヘルスの対策につながりますし、何より第一次予防になります。

病気のアプローチは、
第一次予防(メンタルヘルス不調にならないような職場作り)
第二次予防(早期発見、早期治療)
第三次予防(スムーズに職場復帰するための支援実施)

ですが、なにより第一次予防のメンタルヘルス不調にならないように職場環境を改善することが、働きやすい職場作りになります。