企業のメンタルヘルス物語25

“ワークライフバランスとメンタルヘルスケアは?”

ワークライフバランスという言葉は、だいぶん一般的になってきています。しかし、その言葉を実践している会社は、それほど多くありません。

日本語に訳すと「仕事と生活の調和」ということになるようですが、仕事も一生懸命やり、そして日常の生活も楽しんでやるという意味でしょうか。

確かに、6時くらいに会社を出ることができれば、それからの時間を家族との団らんや夕食も一緒に食べることもできます。また、自分の趣味に没頭することもできます。

ワークライフバランスは、3つの具体的な目指すべき社会があります。

1つ目は、就労による経済的自立が可能な社会
2つ目は、健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会
3つ目は、多様な働き方・生き方が選択できる社会

メンタルヘルスとの関連が深いのは、2つ目の健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会ということです。仕事を時間内で集中してやっていくことが、時間の確保ができて、生産性も上がることをしていかなければなりません。

欧米各国に比べて日本は、長時間労働でしかも生産性が低いといわれています。もっともっと、無駄なことは省いて朝から全力疾走で仕事を片付けていけば、所定時間内で終われる工夫が生まれます。

ダラダラ仕事をやるのも1日が過ぎてしまいますし、集中してわき目もふらずに仕事をしていても1日は過ぎてしまいます。日本は、けっして欧米諸国に劣っているとは思えませんので、欧米諸国のいいところ取り入れて生産性をあげ、創意工夫を日本流でしていけば必ずやワークライフバランスを実現していくことができます。

創意工夫が日本の労働環境を変えていきます。