企業のメンタルヘルス物語27

“メンタルヘルス対策の肝は、経営者の表明です。”

メンタルヘルスの対策をきちんとやっている企業は、従業員のストレス反応が低いという調査があります。やっている会社のほうが、当然ストレスは少なくなります。

そうしたら、実際に何をしていればストレス反応が低くなるのでしょうか?

1. 経営者が、メンタルヘルスに関して全社的に方針を表明している
2. ストレスへの気づき、対処方法などに関するセルフケア研修や管理監督者のラインケア研修が行われている
3. 社内の相談窓口や外部の専門相談窓口があり、気軽に相談しやすい体制が確立されている
4. 心の健康問題で休業した従業員に対する職場復帰支援の内容や手順、復職のルールが作られている

上記の4つの施策が、ほどこされている会社はストレス反応が少ないです。

常日頃から、会社でメンタルヘルスの対策を継続していることになりますので、従業員もわが社は、メンタルヘルスに力を入れている会社であると思います。

ある会社では、13年前にメンタルヘルス不調者が激増したので、メンタルヘルス教育を外部の講師を招いて、労働者や管理監督者別に研修をしていったら、メンタルヘルス不調者が激減してきました。

今でも、年間に24回労働者と管理監督者に対して1回90分の研修をしています。経営層から労働者までメンタルヘルスの知識を身に付け活用しています。

“メンタルヘルスの対策はできることから始め継続していくことが大切です。”