企業のメンタルヘルス物語29

“あなたのストレス対処法は、どれ?”

ストレスのない世界があればと思っている方、それはなかなか生きていく上では難しいことですね。しかし、適度なストレスは、逆にパフォーマンスを高めてくれる原動力となります。

アメリカのヤーキーズとドットソンの法則では、このことを証明しています。もちろん、自分のストレス耐性を超えてしまうとパフォーマンスは落ちてきてしまいますので、あくまでも適度な心地よいストレスがベストです。

さて、いろいろあるストレス対処法で、あなたはどんなストレス対処法が向いていますか?

1. 生活習慣による方法(たとえば、運動、睡眠、休養など)
2. リラクセーシヨン法 (呼吸法、漸進的筋弛緩法、自律訓練法など)
3. 考え方を変える方法(認知行動療法など)
4. 積極的な相談

上記2と3はなかなか難しいストレス対処法です。なぜならば、専門家と何か月もかけてやっていかないと習得できないものだからです。

やるとしたら、1と4は日常の中でできます。特に、1の生活習慣による方法は簡単です。ストレスフルの世の中ですので、自律神経のバランスがくずれることが多いです。

バランスとは、交感神経と副交感神経のバランスです。交感神経は動け動けというもので、副交感神経は押さえろ押さえろというものです。交感神経が活発になって動きっぱなしになってしまうと、やがて病気になってしまいますので、副交感神経を高めていかなければなりません。

その副交感神経を高める一番は、睡眠です。良質な睡眠をとることはストレス対処には欠かせない対処法ですので、日常でちょっと工夫をすればストレス対処が可能です。睡眠の量、長さ、深さが必要です。
良質の睡眠は、副交感神経を高め、長時間リラックスできる最高の方法です。